平成25年11月15日、文化庁の文化審議会は、岐阜市の文化的景観を含む5件の景観を、新たに国の重要文化的景観に選定するよう文部科学大臣に答申し、平成26年3月18日に正式に選定されました。
これは、長良川を利用した問屋業や鵜飼漁により発展してきた町並みなどの「岐阜らしい景観」の価値が、「風景の文化財」として国に認められたことになります。
今回答申した「岐阜らしい景観」は、「長良川中流域における岐阜の文化的景観」という名称で、長良川地区・金華山地区などを含む331.9haの範囲です。戦国時代の斎藤道三公や織田信長公がつくり、商業活動により江戸時代を通して発展し続けたものです。全国で38件が選定されており(今回の答申で43件となる予定)、東海地方としては初の選定となります。ぜひ岐阜へお越しいただき、長良川と金華山、そして町と人とが一体となって生み出している風景をご覧ください。