信長公居館跡から出土した「金箔瓦」について

 岐阜市では、金華山山麓にあった「織田信長公居館跡」の実態解明のため、平成19年度から発掘調査を実施しています。これまでの発掘調査により、庭を眺めながら食事や踊りを楽しむ「信長公のもてなしの空間」であることが分かってきました。

 平成20年度と22年度に出土した瓦について、平成25年度に、出土遺物の整理作業を行う中で金箔瓦であることが判明しました。

 大きさは28cm×28cm、厚さは3cmで、約60枚の円盤状の粘土で花びらを表現した「牡丹文」と、20枚の花びらで菊の花を表現した「菊花文」の2種類の金箔貼り付けの飾り瓦で、屋根の棟を飾っていたとみられています。特に「牡丹文」については、全国で初めて見つかったものです。

 今回の金箔瓦の発見により、城郭に金箔瓦を用いる日本で最初の事例となる可能性が高いと思われます。

 岐阜市では平成25年11月6日に、「史跡岐阜城跡(織田信長居館跡)出土金箔飾り瓦」として、市の重要文化財に指定しました。